お仏壇には「ご本尊をお祀りする小さな寺院」と「ご先祖様のお家」という二つの意味があります。
近年のお仏壇は、昔からある伝統型仏壇や、お家のインテリアに合わせた家具調仏壇など、いくつかの種類がございます。
初めてお仏壇を購入する際は、購入する時期から設置場所・タイプ・費用・必要な仏具など、ある程度の知識が必要となります。長い年月を経ても品格を失わない品質の良いものを選びましょう。
四十九日の法要後に祭壇を片付け、白木の仮位牌を、黒塗りの本位牌に換え、お仏壇に安置します。
そのため、四十九日までにお仏壇を用意するのが一般的となっています。
ただし、寺院によっては、お仏壇は家庭内でご本尊のお参りに使用するためのものとして、仏事とは関係なく用意しておくべきという考えのところもあります。このほか新築や引っ越しなどのタイミングで購入することもあります。
四十九日までにお仏壇が準備できない場合は、菩提寺(ご先祖様の位牌を納めてあるお寺)の僧侶や葬儀を行った僧侶へ相談してみてください。
当店は相談だけでも承っております。
宗派によってご本尊や仏具が異なりますので、お仏壇を購入する前に故人や自分自身の宗派をしっかりと確認しておいてください。
ご来店・ご購入の際には宗派をお伝えください。宗派にあったお仏壇や仏具をご案内いたします。
また、当店は市内30数ヶ寺との取引実績がございます。そして「佐世保仏教連合会」の会員ということもあり、市内の寺院であればそれぞれの寺院にあったコーディネートも可能です。
【設置場所】 | |
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①和室 | 仏間(一間・半間)、地袋付仏間に置く。仏間や地袋がない場合は家具の上や床に置く。 |
②リビングや洋室 | インテリアにあった家具調を選び、家具の上や床に直接置く。 それぞれの家庭環境に合わせておく場所を自由に決めてください。 ただし、お仏壇がいたみやすくなる場所への設置は避けるようにしてください。 |
【設置を避けてほしい場所】
①直射日光の当たる場所
②湿気の多い場所
③冷暖房の風が直接当たる場所
④その他、お仏壇がいたみやすくなる可能性がある場所
お仏壇購入の全国平均予算は、お仏壇仏具合わせた合計で約50万円と言われています。
来店・ご購入の際は、ご予算をお伝えくだされば予算に合ったお仏壇をお探しいたします。
お仏壇の金額設定にはいくつかのポイントがございます。
【お仏壇の金額のポイント】 | |
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①産地 | 国産なのか海外製なのか。国産が比較的高い。 |
②加工方法 | 芯材にプリントなのか薄板貼付けなのか。木材の薄板を貼付けたものが比較的に高い。 |
③形 | 一般的な形なのかデザイナーによるデザインなのか。デザイナーがデザインするほうが比較的高い。一般的な形のお仏壇は大量生産が可能なため比較的安い。 |
④伝統的 | 伝統的な作りのお仏壇は職人が作るため比較的高い。 |
金額だけで選ぶ方法もございますが、こういったポイントを参考にご自分やご家族に合ったお仏壇を選んでください。
お仏壇にはご本尊と脇侍が必要です。
ご本尊とは、お仏壇の中心にご安置される仏像や掛軸のことを指し、脇侍(わきじ・きょうじ)とは、ご本尊の両脇にご安置される仏像や掛軸のことを指します。
通常、「ご本尊」と「両脇侍(脇侍左・右)」の3本をひとつのセットとしてお仏壇にご安置します。
※各宗派の一般的なご本尊・脇侍についてはこちらをクリックしてください。
お仏壇に必要な仏具は10数種類ございます。その中でも香炉、花立て、火立て(燭台)の三具足、または五具足、リン、仏飯器、湯呑、高坏(供物台)はご準備していただきたいと考えております。
また、仏具は宗派やお仏壇の大きさによってサイズや種類が変わることがありますので、ご来店・ご購入の際にお尋ねください。
※「仏具」の詳細についてはこちらをクリックしてください。
※「お彼岸」の詳細についてはこちらをクリックしてください。
【お盆とは】
お盆とは8月15日、7月15日の日が中心となり、13日に行う迎え火(この日を盆の入りと呼ぶ)で始まり、16日に行う送り火で終わる、ご先祖様の霊を迎えるために行う行事です。
お盆で「亡くなった方」の霊をお祀りし、ご先祖様との命のつながりを確認します。
日本で初めてお盆の行事が行われたのが606年と言われていますので、仏教が伝来する以前から日本人はご先祖様を迎える行事を行ってきました。
【初盆】
初盆とは、亡くなられて四十九日法要(忌明け)後に初めて迎えるお盆のことを指します。
ただし、7月(7月盆の場合は6月)以降に亡くなった方の場合は、四十九日前にお盆が来ることになるので、初盆は翌年に行うことになります。
6月(7月盆の場合は5月)に亡くなった方の場合は、日によっては翌年が初盆となる可能性も出てくるので、お寺様に相談して決めると良いでしょう。
初盆には親類や知人が集まり、特に丁寧に供養をするのが習わしです。
また、提灯を準備し、「盆棚」にお供えものや必要な供養具を準備して「精霊船」の準備も行います。
※「盆棚」の詳細についてはこちらをクリックしてください。
【精霊流し】
長崎県内(海から遠い地域を除いた)各地でお盆に行われる故人を追悼する伝統行事です。佐賀県や熊本県の一部の地域にも同様の風習があります。
初盆を迎えた故人の親族や友人たちが、8月15日の夕方から盆提灯や造花などで飾られた精霊船(しょうろうぶね)と呼ばれる船に故人の霊を乗せて、鉦を叩き掛け声をかけ、爆竹を鳴らしながら「流し場」と呼ばれる終着点まで運びます。
佐世保市でも中央公園スポーツ広場のほか9ヵ所で行われてきました。
また、佐世保市は佐世保の中心を流れる佐世保川で「万灯篭流し」を開催しています。
佐世保で初盆を迎えるにあたって分からないことがあれば当店へご連絡ください。
お盆に必要な提灯は、見本やカタログを準備しております。
盆棚に必要な供養具やお供えなどは、店内にディスプレイしておりますのでお気軽にお立ち寄りください。